1億円プレーヤーの仕事の哲学!ゴール(目的)達成するためのコンフォートゾーンはT(真実)しかない??
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人間には情動というものがあります。
この情動というものは、「一時的で急激な感情の動き。」という意味があります。
じゃあ感情と情動は違うのか?というと僕も詳しくは知りませんが、調べてみたら、このように説明されていました。
感情とは、一言でいえば「喜怒哀楽」のことですし、人間特有の心の動きもこれに含まれていると思います。
それに対して、情動とは「非常事態にさらされた生物が、適切に対処し、生存の可能性を増加させるもの」であると説明されています。
つまり、情動の生物学的意義は、個体維持と種族保存を達成するためにあるのだという訳です。
感情には、その当人にしか分からないという主観的な側面がある。
情動には、外部から観察可能な側面があります。
なぜなら、情動は、感情に伴う自律神経系の活動の変化(心拍数の上昇)や、その他の身体的変化(顔の表情、筋の緊張の変化)、あるいは、感情が生じている時に示す行動を通じて客観的にとらえることができます。
もう一度、書きますと、自律神経系の活動の変化(心拍数の上昇)、その他の身体的変化(顔の表情、筋の緊張の変化)、感情が生じている時に示す行動を通じて客観的にとらえることができます。
情動と感情にはけっこう違いがあるみたいですが、基本的には、感情といった方が分かりやすいし、日常会話で使いやすいですよね。
前置きが長くなりましたが、今回のテーマは「ゴール(目的)達成するために必要なこと、必要でないこと」についてお話したいと思います。
なんで感情と情動の違いについて書いたのかは、深い意味はありません。
ただ文章の途中で矛盾点が生じないように、あらかじめ整理しておこうかなと思い、2つの言葉の違いを明確にしておきました。
社会人になれば、ほとんどの方がお仕事されてると思いますが、職場で毎日お仕事をする以上は、大なり小なり、喜んだり、怒りを感じたり、哀しんだり、楽しかったりしたことがあると思いますし、現在進行形でもそういう事があるかもしれません。
良くも悪くも、人と人とがつき合う中で、どうしても「情動」が起きることがあります。
しかし、この情動が起きるというのは、「誰がどう見ても〇〇さんが悪い。」という状態ではない限り、他人の言動によって情動(怒り)が起きるというのは、ゴール達成する上では、「雑念」に他ならないのです。
この前、苫米地英人さんという認知科学者の方がいらっしゃるのですが、その方の「君も年収1億円プレーヤーになれる」というタイトルの本を読んだのですが、とても勉強になりました。
『1億円プレーヤーの仕事哲学』という章の中に、「3つのラべリングですべての事象の重要度を評価」という項目がありました。
ん??3つのラべリングって何だ?重要度を評価ってどういう意味?って思うじゃないですか。もれなく僕もそうでした。笑
人間は誰でも、仕事やプライベートを問わず、達成したいゴールがあると思います。夢や目標と言い換えることもできます。
このゴール達成をするために、必要な行動をとろうとすると思いますが、人間には「情動」というものがありますので、なかなかスムーズにゴールまで達成できない人も多いのです。
ゴール達成するまでの間に3つのラべリングという考え方で苫米地さんは説明されていました。
ちなみにラべリングとは、
「ラベリング(labeling)とは英語で「ラベル(レーベル)を貼ること」を指します。 レッテル貼り - 特殊な事実をもとにして、ある人物やある物事の評価を類型的かつ固定的に定めること。」と説明されていました。
そしてラべリングとはレッテルとほぼ同じ意味です。レッテルとは、「マークとして、商品にはりつける紙札。 「―をはる」(転じて、ある人物や物事に一面的な評価を与える)」という意味です。
これらをふまえた上で、続けますと、3つのラべリングとは、「Nil(値がない)」と「D(雑念)」と「T(真実)」で表しています。
Nil(値がない)は、「自分の設定したゴールとは関係のないこと」
D(雑念)は、「そのときに起こった情動、雑念」
T(真実)は、「自分の設定したゴールの達成に関係があること」
というふうに分類されていました。
最終的には「T(真実)」だけを残すのが理想なのです。
なぜならゴール達成することが目的だからです。
これは一見、当たり前のように感じることですが、意外とできてない人がほとんどなのです。
もちろん、これは「1億円プレーヤーの仕事哲学」という章ですので、これからお話する内容を読むだけで、あなたは、1億円プレーヤーの仕事の哲学を学ぶことができるのです。
ビジネスの世界では、いかに「効率的にタスク(仕事)をこなし、最大限の成果をあげる」ことが、ゴールの大前提になります。
年収1億円以上稼ぐ人にもなると、それらをきっちりとふまえ、「ゴール達成と関係があるかどうか」という視点から、自分自身の仕事や人間関係、そして情動・思考などの重要度を評価しているそうです。
自分のゴール(目的)をしっかりと設定して、コンフォートゾーンが変われば、無意識レベルでそれらの重要性を判断できるようになります。
ちなみにコンフォートゾーンとは「文字通り「居心地のいい場所」という意味です。 結論を先に言えば、居心地のいい場所に居続けると人間は成長しません。」と説明されています。
ただ、「何が重要で、何が重要でないか」という評価関数は、自分自身がこれまでに培ってきた知識や経験によって構築されたものなので、自分の「自我」そのものになるようです。
そのせいで、はじめのうちは特に、「何が重要で、何が重要でないか」という判断を下す際に、自我が出てしまいやすいのです。
その解決方法は、自分の自我の外側から「ゴールの達成と関係があるかどうか」を客観的に判断することで、自分の過去の評価関数の外に出てみるというトレーニングになります。
先ほど記述しました、全ての事象に対して、「最終的に『T(真実)』だけを残すのが理想のラべリング」だといわれています。
自分の体験したことや目の前で起きていることに対して「Nil(値がない)」と「D(雑念)」と「T(真実)」の3つのラべリングを行ってみます。
「T」は自分の設定したゴール達成に関係があることなので、ゴールを妨げる要素は取りのぞいて、反対にゴールに必要なことはどんどん取り入れていきます。
「Nil」は、コンピュータのプログラミング言語LISPで使われる用語で「値がない」ことを意味しており、自分のゴールとは全く無関係のことです。
「D」は雑念のことを指し、「T」でも「Nil」でもなく、そのときに起こった情動を指します。
まず「T(真実)」と「Nil(値がない)」の2つを評価するには、達成したいゴール(目的)が明確に設定されていて、それに対して「今あるべき現在」を想定している必要があるそうです。
例えば、自分が「起業して社長になる」というゴールがあるとします。
そのためには「起業するために準備しなければいけない」と想定しているとします。
しかし、現状の自分はまだ、コンビニでアルバイトをしているフリーターだとします。
この場合は、現在やっている仕事が起業後にも役立つと思えば「T(真実)」、思わなければ「Nil(値がない)」になります。
例えば、同じバイト先の男性が、ダラダラ仕事をしていたり、同じバイトの女性と話してばかりいるのを見て、腹が立ったら、それは「D(雑念)」になります。
自分のゴール達成のためには、ゴールに必要なこと(T)だけをやり続ければよいのです。
この3つのラべリングで全ての事象に評価するトレーニングを習慣的に行うだけで、自分がいかに日頃から雑念にとらわれているかに気づくようになるのです。
ゴール(目的)へ向かうコンフォートゾーンには、「T(真実)」しかありません。
このように自分の目の前に現れる全ての物事や仕事に、ラべリング(重要度を評価)していき、最終的には「T」だけを残すのが理想となります。
いかがでしたでしょうか??僕ははじめてこの概念を知ったときに目から鱗でした。
今までそんな考え方をしたことがなかったので、これを知った瞬間から急に視界が開けたような気分でした。
今の自分がやっていることは、ゴール(目的)に関係があるのか、ないのか。
これは、雑念なのか、値がないのか、真実なのか、こんなシンプルな評価の仕方を意識するだけで、自分に必要な行動が明確に分かってくるんです。
あなたもぜひ、自分が達成したいゴール(目的)があると思いますので、改めて目の前の事象の重要度を評価してみてください。
今あるべき現在の姿や、やるべき行動が、より明確になってきますよ。
ありがとうございました。